ポーランド・クラクフ イエスの御心教会
クラクフは、11世紀末から17世紀までポーランド王家の宮殿が置かれたかつての首都です。その栄光の名残りが、古い街並みのいたるところに遺る美しい街です。 クラクフの城 クリック左+Click
青空に日暈
公演初日の6月12日、午前中のこと、クラクフの空には大きな日暈が現れました。日暈とは太陽を中心にしてできる二重の光の輪のことで、瑞兆、めでたい前兆とされます。
公演会場はクラクフのイエスの御心教会。1870年イエズス会士が現在の場所に礼拝堂を建設したのが初めです。ポーランドは後に周辺の三大国に分割されましたが、各国に移住していたポーランド人たちの献身的な努力により、1909〜1912年に大聖堂が建てられました。 イエスの御心教会 教会入口に集まる人々
開演時間の8時前には、立ち見の聴衆で通路までいっぱいになりました。 箜篌の調律 演奏風景の俯瞰 クリック左
クリック右 立ち見の観客席
ポーランドは国民の98%が敬虔なカトリック信者で、現教皇の出身地でもあります。それゆえ教会で行われた今回の演奏会に寄せる市民の関心は高く、真剣に聞き入る姿や終演時の熱烈なスタンディングオベーション(立ち上がっての拍手)がとても印象的でした。
龍笛を吹く奏者 ソプラノ歌手・緑川まり
拍手する観客
この日好演した演奏家は「こんなに温かい拍手をもらったのは初めてでした。」と感想を述べました。
会場を出る観客と送る声明衆
エピソード
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