ドイツ・ケルン 聖ピーター教会
クリック右+Click ケルンの大聖堂 ドイツ北西部のケルンは、コロニア(植民地)が語源であるとされ、紀元前50年頃からローマ帝国直属の都として栄えた歴史を誇る文化都市です。街の中心には天を穿つ山のようにケルンの大聖堂がそびえ、多くの観光客で賑わいます。
聖ピーター教会外観 聖ピーター教会モノクロ写真
演奏者達 リハーサル風景
6月14日、二番目の公演会場となったのはケルンの聖ピーター教会。この教会は第二次大戦の爆撃で、完全に破壊されました。戦後、かつての写真を頼りに再建され、今は美術展や演奏会など、特に現代芸術の発信基地としての役目を果たしています。シンプルでモダンな表情が印象に残ります。
オルガン奏者 リハーサル風景 会場外で待つ観客
声明衆の進列
この公演には470名の方々が来場。現代音楽のメッカだけにドイツ中から音楽ジャーナリストや音楽関係者が多く集まりました。厳しい評価も覚悟していましたが、「古楽器と声明の絶妙のハーモニーが綺麗」「空間を使いきった音楽」などの声は素直に嬉しいものでした。
バルコニーの声明衆と観客席
クリック右 ステージ俯瞰
一柳氏作曲の「邂逅」で声明衆は二階のバルコニーに上がり声明を唱えました。後半のクライマックスでは散華(蓮の華に見立てて空間を荘厳する札)をまきます。散華には「赤い富士」が描かれており、ひらひらと、美しく客席に舞い降ちました。
エピソード